梅干とは
日本人にとって非常に馴染みの深い漬物の一種、非常に酸っぱいもので考えただけで反射的に唾液が出てくる人もいるでしょう。梅の果実を塩で漬けてから日干しにしたものを指し、ただし塩漬けにして干していない物は「梅漬け」と言って梅干ではありません。その酸っぱさから敬遠する人も少なくありませんが、最近では塩の替わりにハチミツなどを用いた甘いものも存在します。非常に高い効能を含んでいる事から、古くより健康食品として知られています。
梅干の起源
原料である梅は中国から伝わったもので、3000年以上も前から梅干は存在していたと言います。日本に伝わったのは飛鳥時代や奈良時代の辺りとされ、平安時代には梅を詠んだ歌も残されています。やがて戦国時代に入ると保存食としてだけでなく、薬として重宝された事で大きな注目を集めます。一般的に広まったのは江戸時代以降で、この頃になって梅エキスなども登場します。日の丸弁当に使われ始めたのは昭和初期、こうして日の丸弁当に欠かせないものとして君臨し、お菓子やジュースにも使われる定番のものとなりました。
梅干の効能
特有の酸っぱさはクエン酸と言う成分が原因です、梅干にはこのクエン酸を含めて鉄分やビタミンなど様々な成分が豊富に含まれています。それらの働きによって、次の様な効能が期待出来ます。ただ、梅の種は多量摂取するのは好ましくない成分が含まれていますので、出来るだけ食べない方が良いでしょう。
- ・血液サラサラ効果、カルシウムの吸収を助ける
- ・疲労の回復
- ・整腸作用や解毒効果、防腐作用
- ・美肌作用、老化防止
- ・血糖値の上昇を抑える(ダイエット効果)
- ・口臭予防
- ・抗がん作用
- ・動脈硬化や成人病の予防
梅干の漬け方
[材料]
- 梅:2kg
- 塩:400g
- 消毒用アルコール(焼酎でも可):適量
<作り方>
- 熟した梅をサッと洗ってから、アクを抜く為に半日から1日水に漬けておきます。
- カビを防ぐ為に、梅干を入れる容器をしっかりとアルコールで消毒しておきましょう。
- 梅の水気をしっかりと丁寧に取り、容器に入れてから塩を加えます。
- 軽くふって万遍なく塩が浸かる様にして、梅の上に落し蓋をして重石を乗せます。
- ビニールで覆って冷暗所で1週間保存します、出てきた梅酢は梅が漬かる程度まで減らしてしまってから重石(前回の半分程度の重さ)をして1ヶ月おきます。
- 晴れが続きそうな日を調べ、昼間は光に当てて夜になったら容器に戻す作業を3日続けます。
- 今度は逆に、夜は外気に触れさせて昼間は容器に戻す作業を3日続ければ完成です。
梅干を使った料理
鶏むね肉の梅しそ巻きレシピ
[材料]
- 鶏むね肉:2枚
- 梅干:5個
- 大葉:10枚
- 塩コショウ:少々
- 醤油:少々
- 片栗粉:適量
- 油:適量
<作り方>
- 肉を薄い斜め切りにし、大葉を縦半分に切ります。
- 梅干をほぐして、肉の両面に軽く塩コショウをふっておきましょう。
- その上に大葉と梅肉を乗せて、三つ折の要領でくるりと丸めて片面にだけ片栗粉をまぶします。
- 熱したフライパンに油を入れ、両面をしっかりと焼いたら醤油を加えて完成です。
梅干炊き込みご飯のレシピ
[材料]
- 梅干:6個
- ご飯:4合
- 昆布:2枚
- じゃこ:大さじ4
- 炒りゴマ:大さじ3
- みりん:大さじ1
- 醤油:大さじ1
- 大葉:少々
<作り方>
- 米を普通にといで吸水させて、梅干の種を除いてからみじん切りにします。
- 昆布を3mm程度の長さにカットして、釜に米と一緒に梅干・昆布・みりん・醤油を加えて通常通り炊きます。
- 炊き上がったら炒りゴマとじゃこ、大葉を加え、サッと混ぜ合わせたら完成です。
梅干と納豆の海苔巻きレシピ
[材料]
- 納豆:1パック
- ご飯:適量
- 焼き海苔:適量
- 梅干:適量
- お好みで大葉など
<作り方>
- ボールで海苔以外の材料をしっかりと混ぜ合わせます。
- それを焼き海苔の上に乗せて、クルクルと巻いて完成です。
梅味クッキーのレシピ
[材料]
- 薄力粉:80g
- 砂糖:35g
- サラダ油:大さじ2
- 牛乳:大さじ1
- 梅干の汁:大さじ1
- 重曹:小さじ1/4
<作り方>
- 薄力粉と重曹を合わせてふるい、サラダ油をボールに入れて泡立て器で混ぜます。
- そこに砂糖を入れ、しっかりと混ぜてから梅干の汁を加えて再び混ぜます。
- 牛乳を加えて混ぜてから、重曹と薄力粉を振るいながら入れてゴムベラでざっくり切る様に混ぜましょう。
- 生地がまとまる位の固さになったら、ひとつにまとめてから棒状にした状態で冷蔵庫で1時間凍らせます。
- オーブンを1」80度に予熱しておき、生地を1cmの厚さに切ってクッキングシートを敷いておいた鉄板に並べます。
- 180度のオーブンで20分焼き、網などに乗せて荒熱を取って完成です。