成人式

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アメリカだけではなく、近くの中国や韓国には日本のように成人式を祝うイベントがありません。日本では成人式の日、振袖を着て派手な髪型をした女の人や新調したスーツで身を包んでいる男の人でにぎわいます。これは多くの外国の人に大変理解し難いことのようです。成人式をする本当の意味は、社会人としての責任と社会に奉仕する義務を果たすためのことですが、日本での成人式はいつの間にか単なる儀式を行うことに変わったようです。日本人はいつから成人式の本当の意味を忘れたのでしょうか? 成人式を迎えた日から社会人としての責任を果たさなければならないという自覚を持っている若者はだんだん少なくなっているようです。

成人式は中国から

日本の成人式は中国から来ていることをご存知ですか? え〜そうですか。と信じられないかもしれませんが、成人式は確かに中国から日本に伝わってきました。中国では昔、男性の成人を祝う式として成人式を行いました。これは男性に限るもので、女性は成人式に参加することがなかったそうです。今と違って昔の男女差別は大きなものでした。女性は成人式を祝うことすら許されませんでした。古代中国で行われた成人式が日本に伝わってきて、時代の流れとともに変化し、今の成人式の形になりました。

中国には成人式がない?

成人式の元祖、中国に成人式がないなんて信じられますか? 実はこれは事実です。中国は日本のように法律で決められた成人式の日がありません。従って日本のように成人式を祝う習慣がありません。日本で成人式を盛大に祝うことに対して、中国の人は逆に大変興味を示しているそうです。中国のインターネットやテレビで日本の成人式の様子を報道した時、大変大きな波紋が起きたそうです。着物は多くの外国の人にとって大変憧れの存在です。成人式の日、女の子たちが派手な髪型をし、振袖を着る姿は中国の人に目にどのように映ったことでしょうか。

成人式の日を勝手に決める

中国は国で定められた成人式の日はありません。しかし、地域ごとに成人式の日を決めることは許されています。これはアメリカで州ごとに法律や行事を決めることとは少し違います。中国はあくまでも国で全ての法律を決め、中国全土でそれを実施するのが原則です。中国で現代に入って成人式を祝うことがなかったので成人式は伝統行事をされていません。だから、地域ごとにその土地の事情に合わせ成人式の日を決めてもいいとのことです。日本と違って1月に成人式をする地域はほとんどありません。10月と12月に成人式を祝う地域が最も多いとされています。

成人式の歳は?

成人式の歳を聞くなんて不思議なことだろう? と思う方はいませんか。日本では20歳に成人式を祝うのが普通ですが、中国や多くの国では18歳に成人式を行います。国によって成人式の歳は違うようです。日本の成人式は20歳ですが、これは世界共通ではありません。18歳は若すぎるという声があるかも知れませんが、日本を除いた多くの国では実は18歳になると成人したことになっています。これはもちろん本人が「成熟」しているかどうかとまったく関係ありません。中国では18歳からが法律で定められた結婚年齢です。中国では満(数え歳のこと)18歳になったら成人したことと認められますので、農村部では18歳になるのを待って結婚することが多いそうです。働き手が欲しい農村では早く結婚して子供を生みたいので都市部と違って結婚年齢も早いです。

成人式は10月8日

中国の北方には「shantou」という街がありますが、この街では1995年、毎年の10月8日を「shantou市成人節(成人式を中国語では成人節という)」と決めました。10月8日を成人式と決めた理由は次のようです。

10月は実りの秋、収穫の季節だから

18歳は国で定められた成人の歳だから

10月8日を「十、八」と書くこともあるので覚えやすい

10月24日はこの市が解放された日でもっと多くの人にこの記念日を覚えて欲しいから

この街では成人式の日を決めると同時に、「18歳の宣言」という成人式のために歌までわざわざ作りました。

成人式と着物

日本では成人式に振袖(ふりそで)や袴(はかま)を着て写真を撮ることが決まったことのように行われています。成人式の朝はいつも寝坊する若者も早く起きなければなりません。なぜなら早朝から美容室に行って着付と髪型としてもらわなければならないからです。着物を自分で着る若者はまずいないと言ってもいいでしょう。お母さんに着物を着せてもらったという話も稀にしか聞いていませんね。今は昔ほど着物を着ていないので着付を知らない親、若い世代がだんだん増えています。また成人式のような特別な日に着付をしてもらう人が多いです。着付と髪型をしてもらうには時間がかかるので、成人式に参加する若者は早起きしなければなりません。美容室は成人式の日は予約で一杯なので、毎日成人式であってほしいと願っているようです。

成人式には莫大な費用が

着物を持っていない日本人がだんだん増えているそうです。それは着物を着る機会が昔ほどないので、高い値段を出して着物を買うよりレンタルしたほうが安いからです。多くの女の子は、成人式の日に振袖を着ます。振袖に合うヘアスタイルをし、髪飾りをつけます。成人式を機会に祖父母若しくは親から振袖を買ってもらうこともあるようですが、どちらかというと振袖をレンタルすることが多いです。振袖を着る時間は着物より短い理由だけではなく、なんと言っても振袖は高いからです。成人式の日にスーツを着る男の人もいるけど、袴を着る人も結構多いようです。いずれにしよう振袖と袴は着付が必要です。レンタル衣装代、着付代、髪型代、髪飾り代、成人式にはとにかくお金がかかります。

日本人は成人式に写真を撮るのが大好き

成人式に写真を撮るのは日本人だけかも知れません。中国で成人式を祝う地方はあるけど、写真を撮ることは聞いたことがありません。高いお金を出して振袖を買ったりレンタルしたり、そして着付はもちろんのこと、髪型までやってもらうので写真を撮って記念にしなければもったいないですよね。成人式の日、写真を撮ろうとしたら大変です。写真屋さんは成人式の日、商売繁盛です。成人式に成人した本人だけではなく、家族全員で写真を撮ることも多いです。混む所と待つことが苦手な人は、成人式の前撮りをするようお勧めします。結婚写真の前撮りだけではなく、今は成人式の前撮りも当たり前のようになりました。


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