ハチミツ

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トロっとしたハチミツの軟らかい甘さは、なんだか人をやさしくしてくれる力があるような気がします。「ハチミツ」という響きにもなにかやわらかい優しさみたいなものを感じませんか? 「ハチミツとクローバー」という大人気のお話もハチミツのような甘く切ないお話でした。ハチミツにも色々あって、実際にクローバーのハチミツは一般的によく食べられているはちみつのうちの一つですが、市販されている物の多くは色々な花の蜜が混ざったものだったり、加熱処理されているものもあります。最近はハチミツの成分に注目が集まっていて、素肌美人の人の中には美容やダイエットに上手に利用している人が多いようです。ハチミツの驚くべきパワーと秘密をこっそりおしえちゃいます。

ハチミツとは

花の蜜を人間が集めてきても蜂蜜にはなりません。「蜂蜜(はちみつ)」という名前の通り蜜蜂が花の蜜を集めてきてはじめて「はちみつ」になるのです。

はちみつができるまで

ハチミツは、ミツバチが花の蜜を吸い上げ、体内の蜜胃という袋の中に溜め込みます。花の蜜は花の中にある状態では、「ショ糖」というブドウ糖と果糖がくっついた状態の成分になっています。個の花の蜜が、蜜蜂の蜜胃の中に入ると体内で消化酵素が分泌されて、花の蜜は分解・濃縮されます。さらに、蜜を集めてきた蜜蜂は巣の中で蜜の管理を担当している蜜蜂に持ち帰った花の蜜を口移しで渡します。このときにも消化酵素が花の蜜に加えられ、蜜担当の蜂の体内でもさらに分解と濃縮が繰り返されます。そうすると、初めは「ブドウ糖」と「果糖」の結合した大きな塊だったものが「単糖類」という「果糖」と「ブドウ糖」が別々になった状態の小さな塊になった「ハチミツ」の成分なのです。さらに花の蜜を集めている蜜蜂は、花の蜜と一緒に花粉も体内に取り込んでいます。花粉は花が繁殖するために必要な成分の塊ですから、生物が生きていくのに必要な養分がぎっしりつまっています。ハチミツには、蜜の中に自然に花の花粉が混ざったものだったのです。

ハチミツの秘密

蜜蜂は花の蜜や花粉を日中何度も何度も花々を飛び回りハチミツを集めています。一日に蜜蜂が集める蜂蜜の量は、約0.5〜0.6gといわれています。1つの蜜蜂の巣には大体2〜3万匹のハチミツを集める蜜蜂がいるので一日に集まるハチミツの量はだいたい5〜20kgになります。天気や巣の規模によってももっと多くハチミツを集める場合もありますが、1匹の蜜蜂が0.5kgのハチミツを集めるためには花を200万本以上飛び回り、その飛び回る距離は地球の周りを5回まわるのと同じくらいの距離になるともいわれています。さらに日中集められた蜂蜜は、蜜蜂たちが巣の中で羽を羽ばたかせて濃縮させていきます。夕方までに集まったハチミツはこの濃縮作業によって30%近くの水分を飛ばしてあります。あさまで濃縮作業が行われ、完了したハチミツに含まれる水分は約20%で、水分の少ないハチミツは防腐性が非常に高く、そのままでも十分に長期保存が出来ることから昔から大変貴重なものでした。

ハチミツの成分

ハチミツは優れた食品としても有名ですが、化粧品や洗顔などに利用すると美容効果が高いことでも注目されています。

ハチミツの主成分「糖類」

ハチミツはなめるととても甘く感じますよね。このことから解るように、ハチミツの主成分は糖類から出来ています。花の種類によって含まれる糖類の種類や割合は少しずつ違いますがハチミツの成分のうち主に、「果糖」「ブドウ糖」「オリゴ糖」の80%ほどがこういった糖類になります。

ハチミツに含まれるそのほかの成分

ハチミツには「糖類」のほかに、蜂の体内で分泌された「蜜蝋(ミツロウ)」や「たんぱく質」「アミノ酸」「有機酸」が含まれていて、花の蜜と一緒に吸い取ってきた花の花粉も入っています。蜂蜜に含まれている「糖類」に比べるととてもこれらのそのほかの成分は大変少ないのですが、花粉は蜜蜂が食べて「ローヤルゼリー」を作り出すもととなる物質ですし、有機酸には腸内でビフィズス菌を増やし悪玉菌を押さえる働きがあります。そのほかにも何種類かの水溶性ビタミンや鉄分ミネラルカルシウムなども蜂蜜の中には含まれています。

ハチミツの効能・働き

ハチミツは蜜蜂の手間隙かかった働きによって、色々な成分がぎゅっと詰まっている健康食品です。

ハチミツが消化吸収されやすいのは?

ハチミツが体に良いといわれるのは、ハチミツが消化吸収しやすいという特徴を持っているからです。人間は体内の糖類「ショ糖」から「単糖類」に分解してから吸収しています。ハチミツは、蜜蜂が花の蜜を集めてくるときに蜜蜂の体内で「ショ糖」から「単糖類」へ分解されていますので、ハチミツを食べると私たちの体内で分解する必要がなくそのまますぐに吸収することが出来ます。体に負担をかけることなくスッと吸収されるため、スポーツ選手などの疲労回復や病気になったときの体力の回復などにもよく使われています。

ハチミツの防腐性

天然の「はちみつ」は、蜜蜂が羽ばたきによって水分を飛ばし、しっかり濃縮してあるおかげで何十年もそのまま保存が出来る優れた防腐性を持っています。古代エジプト時代のツタンカーメンの埋葬品の中に古代エジプト時代のハチミツがあり、何千年もたった状態でもそのハチミツは食べることが出来たそうです。

ハチミツのオリゴ糖の効能

「オリゴ糖」には人間の体内で善玉菌を増やし腸の働きを整える作用があることで有名な糖類です。このハチミツの中のオリゴ糖は、肝機能を高めてコレステロールの上昇を抑えるという働きもあります。

ハチミツとプロポリス

蜜蜂がハチミツを集めてくるときに、花の蜜と一緒に「プロポリス」という植物に含まれている樹脂も集めています。このプロポリスは蜜蜂たちが巣を作っていくのに使われる成分なのですが、プロポリスは抗酸化作用・抗菌作用・抗ウィルス作用・防腐作用が大変高いたものです。しかし、蜜蜂が集めてくるプロポリスは大変少なくとても貴重なものとして扱われています。

ハチミツの美容効果・自分でできる化粧品

ハチミツの成分は食品としても高い美容効果がありますが、ビタミンや抗酸化作用などは化粧品としても注目したい成分です。自分でも意外と簡単に化粧品として美容効果が期待できると思いますので、ぜひためしてみてください。

ハチミツ洗顔の方法

洗顔用の泡立てネットやスポンジにぬるま湯を含ませます。軽く水を切ったらハチミツ小さじ1/2と普段使っている洗顔料をネットに付けます。蜂蜜を付けると普段より水気が少なく感じるかもしれませんので、水を数滴たらして泡立てるといいと思います。このハチミツ入り洗顔料を普段道りに使って見ると泡がしっかりとしていて洗いあがりもしっとりとしているのが解ると思いますよ。

ハチミツのレシピ

ハチミツの成分には、ダイエットや美容のために有効な成分がたくさん含まれていますよね。そこでハチミツの特徴を十分に活かしたレシピをご紹介します。

特製 はちみつレモンのレシピ

ハチミツレモンはスポーツ時や体力回復にもとても効果のあるものですが、のどの調子を整えてくれる効果もあります。

1 ハチミツの中に「クコの実」を漬けておきます。クコは漢方薬や中華料理のデザートとしても使われるものです。ビタミンや抗酸化作用が高くハチミツとあわさって効果は抜群です。

2 スライスしたレモンを容器にいれ、クコの実を漬けたハチミツをかけます。容器中に初めにハチミツを少し入れておき、その上にレモンを一段敷いたら、またハチミツをかけていくという順番にすると蜂蜜がレモンに染み込みやすくなります。

3 容器の蓋をとじたらしばらく寝かせておきます。1日ほどおけば十分ハチミツにレモンが染み出しますし、レモンにもハチミツが染み込みますがハチミツの量を多めにしてビンなどで作るとレモン漬けのハチミツとして、料理や紅茶などに使える調味料になります。

ハチミツばななヨーグルトのレシピ

ハチミツの整腸作用とビフィズス菌を増やす働きを利用して、ヨーグルトにハチミツをかけて食べるのがお勧めです。

1 バナナは1口サイズに切っておきます。ボールにいれたらハチミツをばなな1本に対して大さじ1を入れます。

2 バナナを軽く潰すようにしてハチミツと混ぜていきます。完全に潰してしまってもかまいません。

3 プレーンヨーグルトの上にハチミツばななソースをかけていただきます。

バナナには食物繊維が豊富にふくまれていますので、食事の前に食べると蜂蜜とヨーグルトの効果を高めてくれます。美容やダイエット中の朝ごはんとしてもお勧めですよ。

色々なハチミツ

ハチミツには花によって少しずつ成分や香り、特徴が違ってきます。特に一つの花の蜜だけを集めたハチミツを「単花蜜(タンカミツ)」といいます。

クローバーのハチミツ

よく見かける「シロツメクサ」の花のハチミツでマメ科のハチミツになります。よく知っているハチミツの半透明の黄色い色で、癖のないさっぱりとした甘さのハチミツなので、そのままでもおいしく食べることが出来ます。

レンゲのハチミツ

レンゲの甘い香りのするハチミツで、デザートなどにも使われることの多いハチミツです。クローバーと同じくマメ科のはちみつで、日本では一般的に見かけることが多いハチミツです。

ひまわりのハチミツ

ひまわりのハチミツはなかなか見かけないかもしれませんが、とても鮮やかな黄色のハチミツです。コクのある甘さとねばりがあり、独特のひまわりの香りが楽しめるハチミツです。

りんごのハチミツ

りんごはハチミツの相性がよいことは有名ですが、りんごの花のハチミツもとてもさわやかなさっぱりとした風味があります。さらっとしているのですが、しっかりとしたコクもあるため色々な料理に使うことが出来ます。もちろんそのままでも美味しく食べられます。

れもんのハチミツ

さっぱりとしたレモン独特の香りする蜂蜜です。そのまま水に溶かしてもほのかなレモンの香りがするハチミツでレモン水としてとても美味しく飲むことが出来ます。レモンのハチミツにレモンを漬ければ、完璧なハチミツレモンになりますね。


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